音楽はいいね

音楽は心を潤してくれる。リリンの生み出した文化の極みだよ。

本日は『8bit Prince Symphony Concert -For Game Music Lovers-』コンサートに出かけてきました。
新聞の折り込み広告で開催を知り、調べてみたらまだチケット買えるじゃん!!と鼻息荒く滑り込みでチケット購入に走りました。
……今月開かれる聖剣伝説コンサートに参戦できない八つ当たりも少々あります。
知っている楽曲がFF7・9しかないぞ、ということで慌ててグランブルーファンタジーの音楽について調べ始めたのでした。どうも。前日に調べ始めるわたしです。(…)
配信当時に植松さんと成田勤さんが作曲に参戦されていて話題になっていたのはこのグラブルだったのですね~。Twitterでぐるぐる回りながら呟いていたらいろいろ教えて頂けまして(ありがとうございます!)、格好良かったりメロディアスだったりエモかったりで最高によい楽曲ばかりじゃないですか~!! 植松さん節に成田さん節が全開の楽曲があるようでサントラ通して聴きたい欲がとても高まっています。

……話がずれた。そんなわけでちょっとだけ予習してコンサートに行ってきました。
3階席の後ろだったんですが、ステージ全体も演奏者さん達の動きもよく見えてとても楽しい席でした。
……く、空席が目立っているように見えたのは内緒の話だ。あまり知られていないからなのか、会場の仕様なのか、聖剣伝説やKHなどのコンサートと重なる時期だからなのか気になるところです。アンケートにも「宣伝頑張ってくれ~! たのむ~!」と書いてみたので次回に勝手に期待です。
開場前には植松伸夫さんと下村陽子さんのゆる~いトークもありました。SNSにはきっとみんなが察して書いてくれないだろうから(植松さん談)というギリギリな話をされていたんですが、大丈夫かな。でも、ファミ通さんとか電撃さんあたりがやっぱりコンサートの記事に入れちゃうんじゃないかな……。ええと、ええと、泡の出るガソリンを飲んで下村さんは今月は各地のコンサートに飛び回っているそうです。

東京交響楽団の生演奏、最高でした。
FF15の心地よい「NOCTIS」かーらの、トレーラーでおなじみ「Vailed in Black」で一気に引き込まれ、初めて聴く『ショベルナイト』のメドレーも疾走感が素晴らしいし、アレンジが作曲の岩垂さんという超豪華『逆転検事2』メドレーは華麗な美技過ぎるしで息つく暇もない演奏でしたー。
ゼノブレイドもグラブルもサントラを通して聴いてみたくなる魔法にかかりましたとも~。サントラ買おう。下村さんと植松さんが作った曲を成田さんがアレンジだなんて豪華すぎる料理ですよ……。
グラブルのメインテーマ、ハープとフルートの掛け合いがさ~。反則でしょ……。ずるすぎる~。

後半のFFピアノコンツェルトにも酔いしれました。ショパンこと中山さんのピアノ演奏とオーケストラのハーモニーが心地よかったです。
「更に闘うものたち」がフルオケで聴けた喜び。俺は外で泣く。
また、FF7のメインテーマがどうしても聴きたくて行くことを決めたこともあり、本当に素晴らしかった。
閉じられたミッドガルを出て、初めて目にした世界の大きさに胸を震わせたあの感動が全部詰まってました。ありがとう、ありがとう……。

そうそう。トークで植松さんが成田さんのことを「よい曲ガンガン作ってはグラブルにそのお金を全部つぎ込んでいる」「まるでハムスターのように自分で回し車を……」「気の毒な天才」(大意)と仰っていて、グラブルについて謎が一層深まったことを報告しておきますね……。近くの席のお兄さんやお姉さんたちが「成田さんは廃プレイヤーだから……」と頭を抱えている様子がよく見えました。
サントラ買います。ガンガンよい曲作ってグラブルにガンガンつぎ込んでガンガンよい曲をつくってください。
……ここまで言っておきながら、わたし、グラブル遊んでないぞ。おかしいな。いや、遊びたいけど時間を溶かすのが得意な自分には危険が危ない予感しかしない。
メインストーリーだけでものんびり遊べるものかなあ。それはそれとして、サントラ買います。(3回目)
今月はまだ半月も経過していないのに娯楽費を加速気味で使っているので家計簿と相談します。

いやあ、フルオーケストラはいいものですね。それぞれの楽器のソロパートもぐっときますけど、全楽器が全力で攻めて引き合い合戦をするときの迫力もたまらなくよかったです。
ついついゲーム音楽ばかり聴きに行っていますが、会場のポスターで見かけた学校の定期演奏やクラシックコンサートなども聴きに行ってみたいです。
よい音楽、素晴らしい演奏に思いっきり浸れて、じっくり聴いてみたいと思える楽曲とも新しく出会えた素敵なコンサートでした。

古代オリエント美術の愉しみと博物蒐集家の応接間

古代オリエント博物館『古代オリエント美術の愉しみ』とナチュラルヒストリエ『博物蒐集家の応接間 避暑地の休暇 petit musee』に行ってきました。
碧葉さんと夏のお出かけ第2弾です。いつもありがとうございます。

鹿や山羊の角で作られた杯「リュトン」の形や精緻な装飾の美しさにため息が止まりませんでした。
大陸の人々が黄金の杯で\ワーハッハッハ!/している頃、ニッポンはまだ縄文時代で石器を振り回していたという一方その頃の歴史にも触れることができて面白かったです。
展示ではかの英雄王もちらほら登場されていまして、愉悦部です本当にありがとうございます。
他にも興味深かったのはイラン圏では「猛禽は善き神の化身にして、栄光と至福の象徴」とされていること。『アルスラーン戦記』で鷹のアズライールがここぞという時に颯爽と登場するのはこのあたりが関係しているのかな、と。
また、今まで鹿というと奈良の鹿煎餅で戯れることができるあの鹿さんのイメージしかなかったのですが、西でも東でも鹿が装飾品や美術品にばんばん登場していることを学べたのもとても新鮮でした。
角に花の装飾を施したり、獅子の頭と鷲の体を持つ獅子鷲を神聖視してみたり、獅子や牛に翼を付けたり…。このタイプの格好よさを人間が追い求めるのも長い歴史があったようです。
お土産コーナーで売られているヒエログリフの五十音対応表やメジェド様の栞に慄きつつ、博物館を後にする私たちなのでした。

余韻も醒めぬうちにナチュラルヒストリエへ。
昨年12月にお出かけした時の興奮しっぱなしの写真まとめはこちら。

今回は店内で写真は撮らなかったのですが、浪漫たっぷりのお宝がざっくざくでした。
『博物蒐集家の応接間 避暑地の休暇 petit musee』はTwitterのRTで一部を拝見していましたが、実物はやっぱりいいものです。
星座盤や天体望遠鏡が格好いいんですよねえ。かつて天才理科少年であった博士が使い込んだ味が出ていました(?)

天才理科少年と言えば! 長野まゆみさんの『鉱石倶楽部』『賢治先生』がディスプレイにちょこちょこ登場していましてね! かつて拗らせた身の一人としましては膝から崩れ落ちるしかなかったです。はい。エンデ氏の『モモ』とか稲垣足穂さんの『一千一秒物語』とかさあ! もう! 大好きです本当にありがとうございます!!
ファンタジー溢れる空間、たまりませんでした。

「金ならある」を合言葉に(…)、今回お迎えしたのがこちら。
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碧葉さんともお話していたんですが、店内で見ると輝かんばかりの素敵さなのに、家で見ると輝きが控え目になってしまう不思議……。生活臭がにじみ出ているからかなあ。
それはそれとして、今回2冊お迎えした「薬用原料採集保管記録」は読みごたえもたっぷりでした。これで学べば真理の扉を開くのも夢ではないかと…! 紙質とインクの滲み具合にもワクワクしっぱなしなのでシリーズを少しずつ集めたいです。

美術品に触れたり、科学少年少女成分を補充できたりと楽しいお出かけになりました。

ジブリ大博覧会と和のあかり展

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8月23日に平日休みを利用して碧葉さんと一緒にジブリ大博覧会と和のあかり展へ出掛けてきました。

宮崎監督から全スタッフに当てて書いた作品のコンセプト、ポスターがラフから完成版になるまでの道程、題字のフォントの配置やキャッチコピーの決定までの書簡のやりとり、アイデア出しというのかな。もうね、凄かったー!きっと、創作活動をしている方はその熱量に圧倒されたり、頷きすぎて首が筋肉痛になるんじゃないかなーという素晴らしさでした。

特にキャッチコピーが決まるまでの間にジブリの鈴木さんとコピーライターの糸井重里さんとの間で交わされた手紙の熱さに痺れました。「もののけ姫」のあの短くもパンチ力絶大なあのコピーはこうして生まれたんだなあと目頭が熱くなります。

他にも宣伝方法の変遷が興味深かったです。雑誌や新聞での広告も提示されていました。昔は雑誌で次に公開される映画の宣伝を掲載して興味を持ってもらうというのが主流だったそうですが、テレビでのCMや金曜ロードショーで行う特別告知、コンビニでの宣伝……というように移り変わって行ったそうな。今だとTwitterやLINE、Facebookなどが威力を持つのかな……。
あと、海外版と日本版ではポスターの絵柄がまるで違うんですね~。お国柄の違いで焦点もまた異なるのが面白かったです。 他のお客さんたちが会場内でお話ししている内容、耳を澄まさなくともジブリへの愛が溢れていて面白かったです。
ゴリアテの動きもフォルムも本当に素晴らしかったので、是非とも実物を括目してください~~!! ねこバスは座席も車体(?)もふっかふかでしたよ! 「2分間だけ待ってやる」との粋な計らいで大人も2分間だけ乗車できます。三鷹ジブリの森で涙を呑んだおにーさんもおねーさんもおとーさんもおかーさんも是非!

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ラピュタのあのパンを食べてきましたよー。ボリューム満点でこれならば大佐との追いかけっこも目じゃない感じです。残念なことにおばあちゃんのニシンとカボチャのパイは一日限定50食とのことなのでお目にかかれませんでした。開場と同時にレストランへ直行すれば食べられるのかもしれませんね。 店員の皆さんがお揃いのバルスTシャツを来ていて笑ってしまった。(お土産コーナーで買えます)

興奮の冷めないまま、和のあかり展へ。伝統のお祭りのものも現代アートもどちらも見ているこちら側の心の明かりがともるようなほっとする温もりがありました。
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猫と百鬼夜行のお部屋にね、くんほう様が居たんですよ。ニヤニヤせずにはいられませんでした。上手く撮影できなかったので画像はなしですが、京極堂クラスタの皆さんに報告しておきますね。

写真はこちらにまとめています。

モダァンな遠足

2月ももう終わってしまいますね。1月行って、2月逃げて、3月去るとは言いますが早いなあ!
1月に町田市立博物館の懐中時計展へ、2月は山手西洋館へモダァンな空気を感じに遠足してきました。リアルタイムでTwitterの方で散々騒いだのでこちらでは写真まとめだけで失礼します。

▼懐中時計展のアルバムはこちら


▼山手西洋館のアルバムはこちら

Tumblrでポートオフォリオ化するととても見やすいデザインにできると思うのですが、ついついまとめてアップロードできるGoogleフォトやPicasaに頼ってしまうんですよね…。 どうもものぐさでよろしくないな。

レスポンシブデザインですが、一歩進んで三歩下がる感じです。 「スマホ環境で拡大せずに見られるぞー、やったー!」「待て待て。めっちゃ細長い。今世紀最大の細長さでは」ということを繰り返しています。 道のりは険しい……。

さてさて、ついに3月投入ですね。「寄らば斬る」という幕末の京都めいた新システムで通常の3倍必殺☆仕事人することを約束されているんですが、勝てる気がしないぜ……。 きっと少し落ち着くころには桜が咲く頃ですね。生きねば。