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潮江文次郎の従妹友情シリーズ『曖昧な約束』「陽だまりの攻防」更新
潮江先輩の従妹友情シリーズ『曖昧な約束』- 小品集『小さい秋、みつけた』より「陽だまりの攻防」(不破雷蔵と図書委員オールズターズと)公開

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アドベントカレンダー企画16日目は、vs不破雷蔵くんでした!🍃
先述の通り、昨日12月15日から19日までの5日間は、五年生との小品集『小さい秋、みつけた』より蔵出しキャンペーンです。秋をテーマに五年生一人一人とわちゃわちゃするおはなし集となっています。
友情出演ギャラなしは、摂津のきり丸くん、二ノ坪怪士丸くん、能勢久作くん、中在家長次先輩でした。図書委員ズの穏やかな子たちと秋の陽だまり。まさにDreamです。

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「あの、先輩方。ご隠居同士の会話にしか聞こえないんですが……」

 遠慮がちな、けれども、呆れたような声が投げられた。
 視線を転じると、青い装束に身を包んだ久作がこちらを半眼で見つめていた。
「久作くんも混ざりませんか? こちらは日当たり良好で、“后のくらひも何にかはせむ”心地が味わえますよ」
 おいでおいで、と手招きすれば、彼は呆れたようにため息を吐き出す。伽夜と隣で愉しげな笑みを浮かべる雷蔵を交互に見やると、ぷい、と背を向けてしまった。
「けっこうです。委員会中ですので」
 投げ返されたのは、なんとも生真面目な答えだった。どうしたものかと思考を巡らし、伽夜は眉を下げたまま雷蔵と顔を見合せる。彼もまた、困ったように微笑んだ。


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五年生の中でも特に温厚な不破くんのお人柄、不破くんとの良好ビジネスライクな図書委員会同僚の関係性、のんびりほのぼのする先輩二人に苦言を零す生真面目二年生の久作くんという構図がゆるっとしたワンシーン、お気に入りです。この回は、秋の好きなところハッピーセットなのでカメラ回すの楽しかったな~。


無垢なるひとひら...

陽だまりの攻防...

「いいねボタン」ワンプッシュやWaveboxからの絵文字エール、ありがとうございました。昨日、一気に最終日までの宣材を作り上げて見事使い物にならなくなったこの身に大変しみます……。いつでも何度でも押してください!(強欲)
それでは、また明日よろしくお願いします。明日の第三走者は、久々知兵助先輩と斉藤タカ丸さんです。楽しんでいただけますように。
潮江文次郎の従妹友情シリーズ『曖昧な約束』「無垢なるひとひら」更新
潮江先輩の従妹友情シリーズ『曖昧な約束』- 小品集『小さい秋、みつけた』より「無垢なるひとひら」(鉢屋三郎と黒木庄左ヱ門と)公開

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アドベントカレンダー企画15日目は、vs鉢屋くんでした!🍃
先述の通り、本日より5日間は、五年生との小品集『小さい秋、みつけた』より再公開していきます。秋をテーマに五年生一人一人とわちゃわちゃするおはなし集となっています。
友情出演ギャラなしは、黒木庄左ヱ門くん、小松田秀作さん、潮江文次郎先輩でした。始めが肝心なので小品集の中で一番わちゃわちゃしております。

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「のんきに駄洒落てるバヤイですか!?」
 はっきりとこちらを見上げ、叫んできた。
「大丈夫だ。問題ない」
 三郎は組んでいた腕をゆっくりとほどく。

「むしろ外に出てくれた方が、後処理が楽だ。うん」

「え?」
 庄左ヱ門は怪訝そうに顔をしかめる。
 にやりと口の端を上げ、人差し指を立てた。
「庄左ヱ門、とぼけてくれちゃ困るなあ。ここがどこだと思ってるんだ」
「そりゃあ、忍術学園ですけど……あ!」
 庄左ヱ門が慌てて振り返る。
 先ほどまで熱心に掃き掃除をしていた事務員の姿はすでに消えていた。


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同学年ならではの腐れ縁で方向音痴への業務的処理に慣れている鉢屋くん、すぐに先輩の意図に気がつく賢く良い子の庄左ヱ門くん。登場人物が多く、だいぶわちゃわちゃした回なのですが、愉快な先輩と後輩くんにカメラ回せて楽しかった思い出があります。

無垢なるひとひら...


「いいねボタン」ワンプッシュやWaveboxからの絵文字エール、ありがとうございます。自転車操業で作っていた宣材を、本日、最終日の12月25日分まで作り上げた身に大変効きます。何度でも押してください!(強欲)
それでは、また明日よろしくお願いします。明日の第二走者は、不破雷蔵先輩と図書委員会オールスターズです。それぞれの秋、楽しんでいただけますように。
潮江文次郎の従妹友情シリーズ『曖昧な約束』「回り道 帰り道」更新
潮江先輩の従妹友情シリーズ『曖昧な約束』- 掌編「回り道 帰り道」(食満留三郎と)公開

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アドベントカレンダー企画14日目は、vs食満先輩でした🍃


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「あ」

 灰色だった世界に唐突に緑色が割り込んできた。まばたきを繰り返す。草色の装束に身を包んだ見慣れた長身が立っていた。
「おう。文次郎んとこの」
 こちらの姿を認め、食満留三郎は何の気もなしに近寄ってくる。伽夜はぴたりと動きを止めた。けれども、すぐにへらへらと笑みを浮かべながら、そのまま後ろへ下がる。
「こんにちは。食満先輩。さようなら」
 驚きを含んだ視線は、すぐに怪訝な色へと変わる。彼は柳眉をひそめた。
「お、おう。なかなかのご挨拶だな。……迷子なら案内するぞ?」
「けっこうです」
 ぎこちない笑みを貼り付けたまま即答した。顔を正面に向けたまま、あたりへと意識を集中させる。


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拙者、忍たま・楽乱の挨拶を元気にできる良い子たち大好き侍と申す。お約束に則り、潮江先輩の従妹殿もまた挨拶をちゃんとする良い子です。
潮江先輩と食満先輩がの二人がそろうと喧嘩が始まるのもまたお約束ですが、忍術学園の上級生ほど危機管理の高さ故に処世術として避けるのではないかな、と。
下級生に優しい食満先輩は、自分がお兄ちゃんたちに可愛がられてきた弟だからこそ、その優しさが自然と身について、下級生たちにも息を吸うように手を差し伸べることができるのかもしれませんね。

回り道 帰り道...


「いいねボタン」ワンプッシュやWaveboxからの絵文字エールをエブリデイエブリタイムお待ちしております。
それでは、また明日よろしくお願いします。明日から5日間は、五年生との小品集『小さい秋、みつけた』より再公開していきます。トップバッターは鉢屋くんです。それぞれの秋、楽しんでいただけますように。
潮江文次郎の従妹友情シリーズ『曖昧な約束』「本当にあった怖い話」更新
潮江先輩の従妹友情シリーズ『曖昧な約束』- 掌編「本当にあった怖い話」(摂津のきり丸と不破雷蔵と鉢屋三郎と)公開

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アドベントカレンダー企画13日目🍃
いかがでしたか? 本当にあった怖い話。(ガッカリまとめサイト構文)
原作24巻ネタを拝借したほんこわでした。本好きの方は怖いというよりも泣いちゃうんじゃないかな。原作で初めて読んだとき、でっかい悲鳴出た思い出。不幸な事故でしたね。

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 机の上にあったはずの山が遥かに縮んでいた。反対に雷蔵先輩と伽夜先輩の分の山が、それぞれその背丈をぐんと伸ばしている。
 伽夜先輩は、きょとんとまばたきを返してきた。
「どうかしました?」
 観念して、おれは吸ったままだった息を静かに吐き出した。残りわずかとなった山の一冊目にぐっと手を伸ばす。
「……いえ。伽夜先輩が珍しく自力で図書室ここに辿りつけたお祝いにとっとと終わらせてみてもいいかな、って思いました」
 先輩は大きな目を更に丸くする。けれども、それ以上は追及しようとはしなかった。ただ静かに微笑むだけだった。


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拙者、忍たま・楽乱の上級生が下級生に隠さず見せてくれるやさしさ大好き侍と申す。読み返していてこのくだりには我ながらにっこりしました。
一人称で書くのが大の苦手ゆえ、三人称視点で書き続けているのですが、このお話は、きり丸くんの一人称で進めていて珍しい。

本当にあった怖い話...

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それでは、また明日よろしくお願いします。明日は9年目のプリンス先輩と対決回です。
潮江文次郎の従妹友情シリーズ『曖昧な約束』「何が出るかな 何が出るかな - とんでもない話」更新
潮江先輩の従妹友情シリーズ『曖昧な約束』- 掌編「何が出るかな 何が出るかな - とんでもない話」(鉢屋三郎と)公開

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アドベントカレンダー企画12日目です🍃

伽夜ちゃん不在回。次回に続く!

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「そこまで否定されるとかえって怪しいとは思わないか、上月?」
「いいえ。全く。これっぽっちも」
 即答だった。
 眉目秀麗と名高い作法委員会委員長に真正面から辛辣に言ってのけるあたり、彼女も一応くのたまなのだな、と思う。


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昨日の「今日の当たり目」の裏話でした。
珍しくくのたましていると評価してくれた五年ろ組の鉢屋くん is いいひと。
初恋エピソードではなく、「いつも一緒に遊んでくれる文次郎ちゃんお嫁さんになったらずっと一緒に遊んでくれるに違いない」と思い込んだ小さい子どもあるあるエピソードでした。鉢屋くんがぞっとしているのは、潮江先輩の女装実習のすがたを思い出してしまったからですね。かわいそう。ランチタイムになんという悲劇。

何が出るかな 何が出るかな - とんでもない話...

「いいねボタン」やWaveboxからの絵文字エールに元気を頂戴しております。
それでは、また明日よろしくお願いします。
潮江文次郎の従妹友情シリーズ『曖昧な約束』「何が出るかな 何が出るかな - 今日の当たり目」更新
潮江先輩の従妹友情シリーズ『曖昧な約束』- 掌編「何が出るかな 何が出るかな - 今日の当たり目」(潮江文次郎と立花仙蔵)公開

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アドベントカレンダー企画11日目をお送りします🍃

伽夜ちゃん不在回。次回に続く!

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「お前の可愛い可愛い従妹殿ならば、そんなつまらん冗談を口にしたことがあったんじゃないかと思っただけだ」

「……ねえよ」
 大きな嘆息と共に吐き捨てられた。文次郎は、あからさまに憮然とした表情を返してくる。
 彼の一つ年下の従妹殿の話題が上った時に浮かべるいつもの表情であった。従兄妹殿の話題が上ると、彼はいつもこうして無理やり話を終わらせるのだ。必要以上に彼女の名が話題に上らないように。不必要に彼女を傷つけることがないように。何とも不器用な守り方である。
 ――本人に自覚はないようだが。
 どうにも面白くなくて、フンと鼻を鳴らす。


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拙者、普段自他共に厳しい人がふとした拍子に見せてくれる不器用なやさしさ大好き侍と申す。
今回も他者から見た潮江文次郎と上月伽夜の関係性を描いた回でした。文次郎なりの妹分を守る方法なのです。優秀な文次郎が話題に上るということは、伽夜が比較されることも自ずと多いのだろうな、と。伽夜が引け目を感じないよう、窮屈に感じないようにさっさと話をぶっちぎる文次郎ちゃんなのでした。まっすぐな文次郎は、本人のいないところで噂にすることを嫌がりそうです。
昨日にも話したことのリフレインになるのですが、い組の子は誰よりも生真面目で努力家で、でもちょっと不器用で、頑なで。一年い組、二年い組の子達がその善性を大事にしたまま成長すると、今の六年い組の潮江先輩や立花先輩のようなお兄ちゃんになるのではないかな、と。

何が出るかな 何が出るかな - 今日の当たり目...


「いいねボタン」やWaveboxからの絵文字エールに身も心もぽかぽかしております! 残り14日間のアドベントカレンダーもどうぞよろしくお願いします。
それでは、また明日。
潮江文次郎の従妹友情シリーズ『曖昧な約束』「二律背反する感情の狭間で」更新
潮江先輩の従妹友情シリーズ『曖昧な約束』- 掌編掌編「二律背反する感情の狭間で」(能勢久作と摂津のきり丸と)公開

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アドベントカレンダー企画10日目🍃

シリアス回(当社比)でした。
五年間ずっと追いかけてきた従兄殿が卒業する、というのは、ずっと当たり前であった日常の終わりを意味しますよね。胸にぽっかり穴が空くような、喪失感があるのではないかな。


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 うなずいた彼女の瞳が揺れていたのも見なかったふりをすることに決めた。

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他者から見た潮江文次郎と上月伽夜の関係性を描いた回でした。
わちゃわちゃは控えめで、どの文章にも思い入れがあるのですけれど、一つだけピックアップするならばやっぱりここかな。い組の子は誰よりも生真面目で努力家で、でもちょっと不器用で、頑なで。二年い組の子達がふとした拍子に見せてくれる不器用なやさしさ、大好きです。

二律背反する感情の狭間で...

「いいねボタン」からのエールをどうもありがとうございます! 本日付で無事にアドベントカレンダー10日目を迎えました。残り15日間もどうぞよろしくお願いします。
それでは、また明日。