映画『バンバン!』を観てウルトラハッピーになった話


映画『バンバン!』を観てウルトラハッピーになりました。
完!

端的に近況を報告してみました。タイトルだけで記事が終わってしまった。究極のRTA記事。
いわゆる小説界隈で長文タイトル小説が今も大流行しているのは現代社会においてやることが…やることが多い! ことに起因しているのかもしれない。結論から話すことは、会話術で求められるスキルの一つでもあるが、結末も内容もタイトル一つで全部まるッと説明できる。げに恐ろしきかな現代圧縮魔法。Q.E.D.

……久しぶりの雑記が端的すぎてアレすぎるので、第二稿。

映画『バンバン!』を観てウルトラハッピーになりましたか?
完。

……思わず尋ねてしまった。あわよくば『バンバン!』を観た人々から多幸感溢れる感想を大量に浴びたい。そんな邪な気持ちが前面に出てしまって、春。
オーケーオーケー。第三稿。

東風吹く季節、寒い中でも少しずつ伸びゆく日脚に春が近づいているのを肌で実感いたします。
躍動的な季節に向けて、ますますご多忙のことと存じます。
そこに156分座るだけで浮世のあれもこれも忘れてひたすら最&高のウルトラハッピーが得られるブツがあるんだけど、どう?

ヤバいクスリ勧める怪しい売人や新興宗教の沼に引きずり込む怪しい知人もかくやという挨拶になりました。こんにちは。
寄らば斬る勢いで目が血走った志士たちひしめく幕末の京都めいた仕事の憂さが特級呪物と化す前に飛ばしてくれる、そんな多幸感溢れるインド映画『バンバン!』を観ました。
無事、全部飛びました。
Q.何が飛ぶんですか?
A.何もかも全部まるッとです。浮世……憂き世どころのそんな生やさしいもんじゃねェ……! この世の何もかも全部だッ!!

2ページぶち抜きで大コマに描かれてしまった盗賊の襲撃に遭った村の唯一の生存者発言になってしまいましたが、だいたいそんな感じです。
これは詳細を省くが結論だけ言うとお前は飛ぶ。
ド派手アクション、美男美女、ロマンス、コメディ、ダンス、筋肉、トゥメリ、ステゴロ、ガンアクション、世界の絶景ロケーション、怒濤の「そうはらなんやろ」「なっとるやろがい!!」連携、筋肉――この世のすべてのエンタメ要素を全部盛りメガ盛りで詰め込まれた映画『バンバン!』
そこから帰還した者の呟きは、人々を映画館へ駆り立てた。
「探せ! この世のすべてをそこに置いてきた! トゥメリをご存じか?」

……あの、ほんと、マジでごめんなさい。言葉にすればするほど怪しい売人めいたり、頭おかしくなってしまうんですけどね、おもしれー映画だったんです。嘘じゃないよほんとだもん。ほんとにある映画だもん。今なら劇場で観られるんだもん!!
「頭おかしい」は褒め言葉。そんな気がしてくる映画です。「頭おかしい」発言はねえ、美しすぎるヒロインが美しすぎるヒーローに向けて何度も投げてくれるんです。幻覚じゃねえ。夢じゃねぇから!!
なんでそんな作品に出会ってウルトラハッピーになったのかと言いますと、昨年の晩秋から映画『RRR』に引きずり込まれまして。映画館で5回おかわりしました。インド映画を観るのは『RRR』が初めてだったのですが、何もかもとてつもないパワーの作品を浴びてぶん殴られると、多幸感もまたとてつもないんですね。
他にもそういうパワー系映画観たいな~とぼんやりしていたところ、Twitterのおすすめタブにどんぶらこどんぶらこと流れてきた「映画『バンバン』を観ると多幸感が得られる」「お前もトゥメリをご存じにならないか?(大意)」というインド映画有識者の方々のツイートでした。
その節はご紹介いただきありがとうございました! BIG LOVE!
人生が『バンバン!』前と『バンバン!』後という感じで、今、わたしはとてもハッピーです。パワー!
……おかしい。何を書いても頭おかしい文章になる。わたしの頭おかしい文章だけでは何一つお伝えできねえから、まずは予告を観てくれ。頼む。

映画『バンバン!』あらすじ

謎の怪盗ラージヴィ―ル(リティク・ローシャン)と、偶然彼に出会った地味なOL、ハルリーン(カトリーナ・カイフ)が、インドからイギリスに渡った伝説のダイヤ“コヒヌール”をめぐって、残忍な犯罪組織や国際警察と世界を股にかけた争奪戦を繰り広げる中、やがてラージヴィールの真の目的が明らかになる・・・

美しすぎるカトリーナ・カイフ捕まえて地味なOL呼ばわりは、やめるんだ!! 地味の法則が乱れてしまう!!!!!!!!
あの、物語の中ではハルリーンが美しいことはきちんと言及されているのでご安心下さい。「地味な(日々を送っている)OL」と上書きするくらいが世界に安寧をもたらします。

公式サイト様で紹介されているあらすじの通りの映画です。トム・クルーズとキャメロン・ディアス主演の『ナイト&デイ』がリメイクされた作品だそうです。恥ずかしながらそちらも知らずに観に行ったのですが、この世のエンタメ要素をありったけ全部ぎゅっと詰め込んだ頭おかしくておもしれ~つよつよ映画でした! エンタメ要素全部盛りで全部おもしれーの何なんだよありがとう助かる助けて!!
ごめん。やっぱ何書いても頭おかしくなってしまう。

原作『ナイト&デイ』を知らない、トゥメリもご存じない、映画をそんなに観たことがない、インド映画も『RRR』しか鑑賞したことがない……というナイナイにもほどがある身でしたが、無事、リティク・ローシャンとカトリーナ・カイフの美しさに脳みそBang! Bang! されて記憶まるッとナイナイされました。
全然無事じゃねえ!!!!!!!!
何ですかあの二人の美しさ! 美を司る神の化身か何かか????????
あのですね、恥ずかしながら先述の通り、映画をろくに鑑賞したことがなかったので『バンバン!』で初めてリティク・ローシャンとカトリーナ・カイフを知りました。

観た直後の感想がコレ。

憂き世のことなんざ、二人の美しさ浴びたら塵芥も同然で何もかもどうでもよくなるな!(!?)
特にリティク・ローシャンがヤバい。彼の一挙一動毎にBang!Bang!されて毎秒記憶ナイナイされる。
「2018 年世界で最もハンサムな男性ランキング」6位?
はァ? 6位? 6位で究極にして至高の美しさだと申すのか? 6位に記憶消されるということは、1位を見たら人類は石になるしかないんじゃん? つい好奇心で歴代1位の人々を知る検索の旅に出たんですが、画像はうまく見られなかった。メデューサは実在したということでよろしいか?
※検索が下手くそすぎるのか、過去にそのランキングに選ばれた日本人の記事ばかりヒットしてしまい、歴代1位にはたどり着けませんでした。

……だいぶ頭おかしい文章であるな。それだけとてつもない映画でだいぶ当方の頭がBang! Bang! されたということだけはお分かりいただけたと思う。うんうん。何一つ分からん。
だって、真面目に感想書きたいけど何を書いてもネタバレになりそうだし、一文ごとに「足長ェ!」「この男、美しすぎる…」「あいつこそがコヒヌール」「ハルリーンの銀行の机になりてぇ」が自動で挿入されそうになるんだもん。仕方ないじゃん??
その、なんというか、滅茶苦茶の法則が乱れるくらいとんでもない映画で、滅茶苦茶美し格好良い二人が滅茶苦茶にド派手なアクションを絶え間なくやり、滅茶苦茶にエモい音楽とダンスで観客を惑わし、滅茶苦茶なパワーで世界を駆け回り、滅茶苦茶な多幸感を観客に授ける。すべてが滅茶苦茶すぎて俺たちの知っている滅茶苦茶と違う。そういう映画です。 リティク・ローシャンとカトリーナ・カイフの滅茶苦茶美し格好いい二人がバディ組んで滅茶苦茶パワー系アクションをしているそんな嘘みたいな映画なんです。それだけ分かってください。お願いだから。ほ、本当なんです! アクション映画にはリアル系アクションとパワー系アクションがある。解説は有識者にお願いしたい。助けて!(??)
やっぱり頭おかしい文章になってしまう~。助けて!

ええとええと、主演二人の至高にして究極に美しい姿と、べらぼうなパワー系アクションに何もかも飛んでしまいがちなんですが、ハルリーンの祖母役カムレーシュ・ギル氏がベリベリキュートでチャーミングなんです。詰めかけた記者たちに余裕たっぷりに対応するおばあちゃんとっても可愛かった…。

そして、敵対するオマル・ザファル役のダニー・デンゾンパ氏はアジアの伊武雅刀氏という出で立ちで安心感が素晴らしいし(安心感が素晴らしい悪役とゎ?)、ザファルの側近ハマド・グル役ジャーヴェード・ジャフリー氏もまたパワー系アクションをしてくれる黒スーツの格好良い俳優さんでとてつもない安心感があります。それにしても敵幹部に黒スーツが似合うcoolを超えてるぜ! 超coolだ! 副官を置くのって万国共通なんですね。『古事記』にも『聖書』にも書いてあるくらいなので、『ラーマーヤナ』や『マハーバーラタ』でも成文されているんですよね分かります。リティク・ローシャン vs ジャーヴェード・ジャフリーの美を司る神の化身同士パワー系アクション対決も凄まじいのでご存じになってくれ頼む。

興奮冷めやらず、ふせったーにもパンフレット内容について書いた。
「バンバン!」鑑賞後、パンフレットを読み終えて心に浮かんだこと話していい? いいよ?

▼ パンフレットについてちょっとネタバレ(クリックで開きます)


ふせったーで燃え転がって火だるまになったメモ原文ママ
すべてのアクションをスタントなしに演じるトム・クルーズ。←!?
彼を意識し、リティクもアクションシーンを自ら演じた。←!?
マガジンマーク「!?」連打止まらんのだが????
あのとんでも滅茶苦茶万国びっくりアクションシーン、トム・クルーズもリティク・ローシャンも自分でやったの????
はァ????????

リティク・ローシャンの年齢逆算すると40歳の頃にこのとんでも滅茶苦茶万国びっくりメガ盛り全部のせアクションシーンを演じたってコト…!? トム・クルーズもなんかもうそういう年頃でしたよね?
ニンゲンって壮年期でもそういうことできるんだ……?
もしかしてラグ家の末裔の方ですか?
聖杯戦争に参加するならトム・クルーズやリティク・ローシャンのどちらかをアクションの神として召喚したっておかしくないよね?(????)

それにしても同じ一日にRRR最強バイクドスティ摂取後に、バンバン!美麗すぎるバイクガンアクションを浴び、脳みそがドスティとトゥメリの反覆横跳びで揺さぶられ続けている感ある…。うっ…あたまがいたい! ハルリーンの銀行の机に俺だってなりてぇよ!!!!!!!!

それにつけても裏表紙の圧倒的““美””。ご禁制ですご禁制です!! 美しけしからんので逮捕だ逮捕。警部殿! あいつこそがコヒヌールであります!!

▼ 閉じる

改めて。映画『バンバン!』に全部持っていかれた話をするとしよう。
インド映画どころか映画鑑賞経験ろくにない上に、ラブロマンスの王道と言われている月9ドラマさえ完走経験が一つもない自分でも滅茶苦茶におもしれー映画でした。
・「ルパン三世」
・「名探偵コナン」
・「相棒」
・「ボボボーボ・ボーボボ」
のどれか一つでも基礎演習済み(一度でも鑑賞して面白いと感じたことがある)ならば滅茶苦茶刺さると思います。
「なんで相棒?」「どうしてコナン?」「なにゆえボーボボなのよ!?」という異論は大いに認める。でも、最後までこの物語を見届けたらこれらの喩えがお分かりいただける。と思う。
何故って、銃弾も爆破もステゴロも滅茶苦茶惜しみなくお出しされているのに主人公側がほぼ無傷だからだよ。
ボーボボ好きなひと絶対好きじゃん? え? え!? この映画、ほぼきれいなボーボボだったよね…??
※お気の毒ですがリティク・ローシャンとカトリーナ・カイフのとてつもない美しさに記憶をBang! Bang! されています。

「4コマ漫画かな?」「2コマ漫画でした……」
というテンポの良さもボーボボなどの基礎演習済みならば無理なくスーッと感じることできると思う。あと、この作品を最後まで見届けたら何故ルパン三世と名探偵コナンと相棒基礎演習として喩えたのかお分かりいただけると思う。(※サビ)

それにしても映画作品に新しく触れると、世界が広がると言いますか、知識もまたアップデートされますね。
今まで自分には教科書で一通りさらったレベルくらいでしかインドに対する知識がなかったことを痛感しました。温暖な南インドのイメージで覆われていただけに、物語の舞台であるヒマラヤ山脈の麓シムラーの雪深い景色がとても新鮮に映りました。改めてインドが広大な国であることを知りましたし、もっと知りたいと好奇心もむくむく湧き上がっています。これもまた人生が『バンバン!』前と『バンバン!』後になったウルトラハッピーの一つです。

インド映画もっと観たいな、このとんでもパワー系アクション作品のアーナンド監督が創った他の作品も観てみたいな、リティク・ローシャンやカトリーナ・カイフが出演している他の作品も観たいな~!! というワクワクする気持ちも泉のようにこんこんと湧いています。

そして、予告でも流れているラージヴィールが語る言葉が本当に良いんです。
「夢があるなら行動しないと」
「明日は考えないで今日を生きる」
「残された時間は今日1日だ」
確かにたった今が人生で一番若い瞬間なんだよな。その瞬間の連続が人生とはいえ、大事に生きたい。そう思えたよ。BIG感謝。
作中で登場するトゥメリの動画も絶賛公開されているのでご紹介したい気持ちも山の如しなのですが、何も知らずに観に行っても最&高の面白さ感じられるので初トゥメリは劇場で遂げて欲しい。心が二つある。
あのね、予告動画だけでは、この狂った感想だけではこの映画の良さを完全にはご存じになれないので今すぐ本編をご覧になって! あわよくば劇場で観て激烈にご存じになっていただきたいですわ~!!

考えるんじゃない、感じるんだ!! 映画『バンバン!』は観る点滴で浴びるコヒヌールなので。警部殿! あいつこそがコヒヌールです!

映画『バンバン!』を観てわたしの頭がウルトラハッピーになりました。
完!

追伸
『RRR』や『バーフバリ』『バンバン!』のように滅茶苦茶にとてつもないパワーで物語が展開し、滅茶苦茶にとてつもない多幸感浴びることができるあなたの好きな映画作品、ぜひとも教えてください。観るまで死ねるか作品に追加して、パワーが欲しいときに楽しませていただきます。