『タイニー・ベル令嬢と慰めの報酬』第5話と掌編のこぼれ話


1月22日に第5話「二人の慰めの報酬」を更新しました。
今回もヘンリーのターンです。

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二人の恋のテーマについてお送りしました。
一つは前回も触れた「望んで得た恋は素晴らしい、望まずして落ちた恋はさらに良い(Love sought is good, but given unsought, is better.)」でした。政治的策略がきっかけとして始まった二人の婚約関係ですが、自ら望んで手に入れた先の恋の相手がヘンリーにとってのイザベルで、意図せずに恋に落ちた先がイザベルにとってのヘンリーであってほしいと願いを込めています。
もう一つのテーマは、作品タイトルにして今回のタイトルでもある「慰めの報酬」でした。降り積もる雪のように重ねた季節と共に二人の恋も情も静かに深く積もっています。

二人が並んで座っておしゃべりする風景については掌編で何度もお送りしていましたが、この回を執筆中、年を重ねても変わらぬ光景に我ながら感慨深くなったものです。

掌編「二人のワルツ」では、本編第5話直後の楽しいオーキッド一家をお送りしました。お父様とお兄様が買ってきた雑誌は、猫転送装置についての研究論文が掲載されていた雑誌です。

宣材がとてもお気に入りの一枚で、本文最後の二人と重ねて一人で頬を緩めています。写真素材配布元様に感謝です。

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次回第6話は1月29日(金)21時に更新いたします。残りあと3話となりました。楽しんでいただけますように。